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レッスン 8/8 · 6分 · +100 XP

AIが作ったものはだれのもの?著作権はあるの?

著作権で守られるのは、人が考えや気持ちを創作的に表現したものです。そのため、プロンプトだけでAIが自動で作ったものは、ふつう著作物になりません。人が創作的に関わった部分、たとえば自分での加筆や選び方、並べ方は守られることがあります。ツールの利用規約も大切です。ルールは国によってちがい、今も変わっているので、人の作品はまねせず、AIで作ったことは伝えましょう。

▶ やってみよう

なぜ大切なのか

AIを使えば、絵や文章、音楽をかんたんに作れます。そして人の画風や作品をまねるのもかんたんです。著作権が何を守るのか、AIの出力がなぜグレーゾーンなのか、AIをフェアに使う方法を学びます。

6分後にできるようになること

  • AIが自動で作っただけのものは、ふつう著作権で守られません。
  • 人のキャラクター、写真、音楽には、やはり許可かクレジットが必要です。
  • AIで作ったものは表示し、売る前にツールの利用規約を確かめましょう。

練習する内容

  1. 著作権の基本4つ

    カードをタップしましょう。一般的な情報で、法律相談ではありません。

    ©️ 著作権が守るもの
    文章、絵、音楽、プログラムなどのオリジナルな創作物です。守るのはアイデアではなく表現なので、「宇宙にいるねこ」というアイデアはだれのものでもありません。
    🧑 著作権には人が必要
    日本でも、守られるのは人が考えや気持ちを創作的に表現したものです。AIが自動で作っただけのものは、ふつう著作物になりません。
    ✂️ あなたの部分は守られうる
    自分で書いた、描いた、直した、選んだ、並べた部分は、AIの素材を一部使った作品でも守られることがあります。
    ⚖️ 学習には議論がある
    日本の著作権法では、AIの学習に人の作品を使うことは一定の条件のもとで認められています。でも作品をそのまままねるのは別の問題で、ほかの国では裁判や議会で争われています。
  2. 身近な質問

    いちばん正確な答えを選びましょう。ルールは国によってちがうので、一般的な考え方です。

    1. さくらはプロンプトを1つ入力しただけで、ポスターはLumiが作りました。さくらには自動的に著作権がある?

      • そうとはかぎらない。プロンプトだけでは作者にならないことがある (答え)
      • ある。プロンプトを書いた人がいつも持ち主
    2. そのあと、さくらはポスターを手で描きなおし、自分で文字を入れ、パーツを並べました。

      • さくら自身の創作的な変更は守られうる (答え)
      • AIが関わったら、もう何も守られない
    3. マグカップにして売るために、Lumiに有名なアニメのキャラクターの絵をたのみます。

      • 大丈夫。描いたのはAIで、自分ではない
      • あぶない。そのキャラクターはたぶんだれかのもの (答え)
    4. ネットで見つけた写真を使う学校のポスターを、AIに手伝ってもらいます。

      • 写真の利用条件を確かめ、作者の名前を書く (答え)
      • ネットにあるものは何でも自由に使える
    5. 画像や文章をAIで作ったときは、そう伝えるべき?

      • 伝える。正直で、求められることもある (答え)
      • 伝えない。だれにも関係ない
  3. フェアな習慣

    人の作品を大切にし、安全でいられる習慣をすべて選びましょう。

    • AIで作ったものには、そう表示する
    • 人の写真、音楽、文章にはクレジットを書く
    • AIで作ったものを売る前に、ツールの利用規約を読む
    • ほかの作家の作品をまねして、AIが作ったと言う
    • プロンプトだけでなく、自分の創作を加える
    • AIの出力が何かをまねることはありえないと思う

覚えておこう

著作権には人の創作が必要です。自分の手を加え、人の作品にはクレジットを書き、AIの使用は伝えましょう。

著作権には人の創作が必要です。人の作品は出典を書き、AIの作品はそう伝えましょう。

押さえておきたい事実

  • 米国著作権局は、著作権が守るのは人による創作だけで、プロンプトだけではふつう利用者は作者にならず、人による選択、配列、変更は守られうると結論づけました。 · 出典: US Copyright Office, Copyright and Artificial Intelligence, Part 2: Copyrightability, January 2025
  • 米国の控訴裁判所は2025年3月、法律が人の作者を求めているため、AIシステムだけで作られた作品は著作権登録できないと認めました。最高裁判所は2026年3月、この事件を審理しないことを決めました。 · 出典: US Court of Appeals for the D.C. Circuit, Thaler v. Perlmutter, 2025
  • EUのAI法では、汎用AIモデルの提供者は、欧州委員会のひな形を使って、学習に使ったコンテンツの概要を公表しなければなりません。この義務は2025年8月2日から適用されています。 · 出典: EU AI Act, Regulation (EU) 2024/1689, Article 53
  • 日本では2024年3月、文化審議会著作権分科会の法制度小委員会が「AIと著作権に関する考え方について」をまとめ、AIの学習、生成・利用、AIが作ったものが著作物にあたるかについて、今の著作権法の解釈の考え方を示しました。法的な拘束力はありません。 · 出典: 文化審議会著作権分科会法制度小委員会「AIと著作権に関する考え方について」、2024年3月15日(文化庁)

更新日:

よくある質問

AIで作った絵に著作権はありますか?

AIが自動で作っただけなら、ふつう著作物になりません。自分で描いた、直した、並べたなど、人が創作的に関わった部分は守られることがあります。国によって考え方はちがいます。

AIで作った画像を売ってもいいですか?

ツールの利用規約が認めていれば、売れることは多いです。ただ、人にまねされるのを止める著作権はないかもしれません。人のキャラクター、ロゴ、作品をまねた画像は売ってはいけません。

著作物をAIの学習に使うのは合法ですか?

日本の著作権法では、一定の条件のもとで認められています。ただし、作品をそのまままねて使うことは別の問題です。ほかの国では、裁判や議会で今も議論が続いています。

AIを使ったことは伝えなければいけませんか?

場合によります。学校、出版社、SNSが求めることは多く、EUのルールではディープフェイクの明示が必要です。求められていなくても、AIで作ったことを表示するのは正直なふるまいです。

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